2024/11/06/19:00
世界一の九州が始まる!「ヤマトの香りを求めて~バニラビーンズの世界~」
甘く幸せな香りを放ち、洋菓子などの香りづけに使われる
黒い粒「バニラビーンズ」。
主に熱帯地域で作られ、国内での栽培例はごくわずかです。
長崎県大村市の清水大和さん(37)は、
5年前から独自ブランド「ヤマトバニラビーンズ」を栽培しています。
大和さんの名前と「倭の国」にちなんで名づけました。
インゲンマメのような見た目で、
鞘の中の種がバニラビーンズとなりますが、なっている時に香りはしません。
香りを放つまでには、栽培・加工と膨大な手間がかかり、銀よりも高価なのです!
バニラビーンズは、花が咲いている間に人工的に受粉させないと実がなりません。
しかし、花が開くのはたった1日、しかも午前中の数時間だけ!
その間に、多い時は千以上の花を受粉させる必要があります。
受粉から約9か月で収穫となりますが、それで終わりではありません。
香りがうまく出るかは、その後の加工にかかってきます。
企業秘密の処理を施した後、ゆっくり乾燥・発酵させる過程で次第にバニラの香りが出てくるのです。
しっとりとしてツヤがあり香りをまとったバニラビーンズができるまでに、
受粉から最低1年半かかります。
品質の高さは勿論、輸入物では叶わない
「大きさや水分量など、料理人の好みに合わせたバニラビーンズ」を作れることも強みとなり、
首都圏などの名だたるホテルやレストランとの取引が増えています。
独自の香りを追求する清水さんの挑戦を追いました。
世界一の九州が始まる!「ヤマトの香りを求めて~バニラビーンズの世界~」
放送日時:11月24日(日) あさ10:15~10:30