2016/03/24/16:32
ミナ
「ミナ」と聞いて、皆さんは、何を思い浮かべるでしょう?
「皆さん」の「ミナ」?
皆川明さんのファッションブランド?
いえいえ、今回は、貝の「ミナ」のこと。
サザエみたいな巻貝だけど、指の先ほどの小ささで、
春から夏にかけてがシーズン。磯で獲れます。
調べてみると、「ニナ」と呼ぶ地域もあるようです。
五島を中心に、長崎県内ではよく食べられているので
長崎の方ならご存知ですよね?
小さい頃から、伯父がよく獲ってきていたので、おなじみの貝ではありましたが、
近年、居酒屋などで食べるようになり、その美味しさに目覚めました
ゆでたものや、醤油で煮たもの、など。
お酒はさほど飲みませんが、酒の肴にぴったりです。
この「ミナ」、長崎県外の方と一緒の時は、なおオススメです。
まず「ミナ」そのものを知らないことが多い。
「これ何?」となったところで、とぐろを巻いたミナの中身を
爪楊枝を使って、とぐろの先端までつるんとキレイに取り出してみせる。
この作業、案外コツが要る。
「さぁどうぞ」と今度はそれぞれにやってもらうけど、大抵うまくいかない。
「えー、なんでー?」「くやしー!」「あー!あとちょっとだったのにー!」
などと声が飛び交い、場は大いに盛り上がります。
こちらはというと、「いい?もう一回やるよ。」と、得意げにお手本を見せ、
尊敬の眼差しを受けるわけです。
「ミナ」で「皆」に「みな」おされる。なんつって(笑)
苦労してやっと中身をきれいに取り出せた時の達成感と、
それを口にした時の美味しさに、一同満足すること間違いなしです