長崎学研究所長・赤瀬先生と共に
長崎の歴史や文化を深く掘り下げる「長崎ディーパー」

今回のテーマは「オランダ人と丸山遊女」

もともと出島といえば、ポルトガル人を隔離するために作られたのだが、僅か2年ほどでポルトガル人は国外追放となったので、平戸にいたオランダ人を移して、幕末までオランダ人が住民となりました。

出島のイメージとしては、『牢獄のように閉じ込められていた』と思われがちですが、実情はずいぶん違っていたんです。
実際に出入りには規制があったのですが、要約すると
　▼遊女以外の女性の出入りは禁止。
　▼門付けのお坊さんや山伏など寄付行為を求める者の出入り禁止。
　▼出島に船を横付けしてはいけない。
　▼許可なくオランダ人が外出すること。
注目すべきは、女性は遊女しか入ってはいけないとしたこと。

これがテーマの「オランダ人と丸山遊女」につながるわけです！

＜放送日：2021年9月1日（水）＞