7/21 地球にやさしい「ミツロウラップ」
【ミライのためにできること】
野菜や皿を包んでいるのは、布・・・ではなく、
プラスチックのラップの代わりになるミツロウラップです。
野菜の切り口を包んだりー。
余ったお惣菜の皿にかぶせたり。いろいろな使い方ができるこの布ー。
ミツロウラップという、洗って繰り返し使えるキッチンアイテムです。
使われているのは、ミツバチが巣を作るときに分泌する、蜜蝋。
抗菌性と保湿性に優れ、ハンドクリームや化粧品などにも使われる成分です。
「みつばちの巣の原料なので」
畑中英里(えり)さんは、長崎市で、ミツロウラップの制作・販売をしています。この日は、ワークショップを開きました。
「まんべんなく載せていきます」
蜜蝋にココナッツオイルや松やにを混ぜて柔らかくしたものをちぎって、布に載せ、アイロンで熱を加えて、溶かします。
布全体に蜜蝋がしみこめば、あとは乾かすだけです。
畑中さんが作るミツロウラップのブランド名は「マワリテメクル」。
古代文字のフレーズからとりました。
「マワリテメクルという言葉は、すべての物が循環しているとすべておのずと整ってくるみたいな。自分たちが使っていくものも、やっぱり循環っていうのが一番キーワードにあって」
繰り返し使える上、天然素材100%で作られているので、環境を害する心配がありません。
機能性にも優れています。
蜜蝋が持つ保湿力は野菜の鮮度を保ち、折り紙のよう折れば、器代わりとしても使うことができます。
「ラップって普段の生活でかなり使っては捨てて、っていうのがあるから、繰り返し使えるっていうのを見たときに、そういうのが家に何枚かあればいいだろうなって」
「都会の人が、ちょっと意識高い系の人たちがやってるイメージで、自分がっていうイメージになかなかなってなかったんですけど、教えてくださるっていう方がいたので、今回すごい飛びついて」
「いわゆるエコロジーっていうことに関心はあるけど、なんかどこから始めたらいいかわからないっていう方たちの入口になればいいなとか。いつも使っているラップと、蜜蝋ラップを使った時の差というのが体感としてあったら、その中で意識の変革も起こってくるのかな」
「できました~」
身の回りにある小さなことでいいので、地球のために考えてみませんか?
◆放送番組:Pint
◆放送日 :2021年7月21日(水)
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