第12回 10月17日放送
今回の情熱人は、
農業を通して武雄を盛り上げたいと“パクチー”栽培に取り組む
江口農園の江口竜左(えぐち・りゅうすけ)さん
パクチーとは、タイが原産のせり科の香辛野菜。
ビタミン類など栄養が豊富なので、
健康や美容に関心の高い女性を中心に大変人気の食材です。
今では、パクチー料理を味わう、パクチーバーなどもあるほど。
その“パクチー”を2013年から“武雄市”で栽培を始めたのが江口さん。
今年で4年目です。
キュウリを中心に作っていた江口さんは、武雄に新しい特産品を作ろうという取り組みの中で、
武雄市のバックアップを受けて、農業で武雄を盛り上げたいと、パクチー栽培をスタート。
露地とハウスで栽培されています。
意気込んでスタートしたものの、最初は失敗も多かったんだそうです。
その中でも一番大きな失敗は“夏場の水やり”
夏場は栽培も難しく、大きくなったパクチーが貴重だった中、
日中に水やりをしてしまい、水が熱湯になり、パクチーが煮え、全部枯れてしまったそう。
泣きながら「これも一つの勉強だ」と、自分に言い聞かせて前を向いたという江口さん。
そのくらい右も左もわからないままスタートした“パクチー”栽培でした。
しかし、失敗の分、発見も多く、
パクチー特有の香りは根っこからきている!ということにも気づいたそう。
そこで、作るからには「パクチー通の方をも唸らせる“武雄”パクチーを作りたい」と、
土づくりにも取り組み、
今では、パクチー通をも唸らせる“武雄”のパクチーを全国に出荷されています。
私も、江口さんの作った“武雄”のパクチーをいただきましたが、
香りがガツンと口の中に広がります!そして鼻に抜ける、パクチーの香りたまりません!
その“武雄”のパクチーに魅せられ、
畑の見学に実際に武雄を訪れた方もいらっしゃるそうです。
そのくらい何かを突き動かす力が、
江口さんの作った“武雄”のパクチーにはあります。
「“武雄”のパクチーを全国の人に知ってもらい、喜んでもらう。
そして、パクチーを通して、たくさんのひとに“武雄”を知ってもらい、訪れてもらいたい。
ゆくゆくは武雄にたくさん人が住んでくれるようになって武雄が元気になれば」
と江口さんは夢を教えてくれました。
“武雄”のパクチーは、パクチーではなく、必ず、“武雄”と書かれています。
そこに江口さんの想いが、ぎゅっと詰まっています。
その想いが伝わって、きっと、人を動かしているのだなと感じました。
ぜひ、みなさんも、想いのこもった江口さんの“武雄”のパクチー味わってみてください。