中高年にこそ出逢いの場を★長崎出逢いのよつ葉会 山崎富子さん
九州を愛し、地元・長崎のために情熱を注ぐ人達を毎週紹介する
「アサヒビールPresents 九州情熱人」。
今回は、中高年の出逢いの場を提供している長崎出逢いのよつ葉会の代表山崎富子(やまさきとみこ)さんを取材しました。
山崎富子さんは、かつて西彼時津町で美容室を営んでいた経験をお持ちの笑顔が素敵な女性です。
現在、諫早市多良見町で暮らす山崎さんは中高年の出逢いの場を提供するNPO法人「長崎出逢いのよつ葉会」の代表を務めています。よつ葉会では月1回第4日曜日に長崎駅前でランチを囲む交流会を実施しています。人生の最後迄かがやいて生きよう!よつ葉会のモットーは「ひとりよりもふたりで!」です。
「我々の年代になったら、どうしても出逢えるってことが少ないんですよ。男性と女性が一緒に出逢うってことがまず一番だと思うんですね。そして、その中で寂しくないような、頼れる人、ひとりっていうのはやっぱり弱いものですから、だんだんやっぱり病気もしますし・・・。お互い協力しあってですね、ひとりでは食べていけなくてもふたりなら食べていける!っていう感じで協力しあっていけてらイイねっていう想いで立ち上げました。一番最初この会を立ち上げた時にね、「若いひとたちの(出会いの会)はあるけど我々年代のは無いの!だから本当にありがとう~!!!!」と言われました。」
山崎さんがおっしゃるように、確かに「婚活」の支援事業は若者向けだけというのが実情です。独居老人が社会問題にもなっている今、中高年の出逢いにこそニーズがあると感じ取って本当に出逢いの場をつくってしまったこのバイタリテーが素晴らしいなと思いました。よつ葉会を立ち上げて5年、すでに40名以上が結婚に至ったそうです。
「私はね「喋って、自分と付き合って下さい!くらい言ったらイイのにって思うけど、そういう風に話が出来ない人も結構いるんですよ。でも、この会を毎月毎月している間に男と女じゃなくて友達みたいな付き合いみたいにして仲良くなっていって結婚なさったりとか・・・、あぁやっぱりこの会ってイイねって私自分で思いますもんね。だからみなさんに知ってもらって、ひとりでも多くの方が寂しくないこういう会に入ってもらってあぁ良かったねって言ってもらいたいなって思っています。」
この会は新陳代謝がイイそうで、常に会員さんが入れ替わる感じで新鮮さを保っているそうです。
年会費3000円。交流会の食事代と会場費が2000円(かなりグレードの高いランチを楽しめるのも魅力♪だそうです!)。
私たち30・40代くらいのこども世代から見ても両親や祖父母世代が暮らしのパートナーを見つけてイキイキしてくれてると何かと安心ですよね。離れて暮らしていたら尚更です。困ったときにそばに誰かいてくれるってありがたいですよね。
ひとりぼっちの老人をつくらないための巡り合い事業、これからますます需要が高まりそうです。
おひとりで事務局的な管理業務を一手にひきうけている山崎さん。
きっと大変なこともあるのでしょうが、すてきな笑顔でお世話係りとして輝く彼女ご自身が幸せの四葉のクローバーをみつけた少女のようでした。グリーンのお洋服もとってもお似合いでした★大好きなワンちゃんたちも取材の間静かに待っていてくれましたよ。(情熱リポーター 古田沙織)