野母崎夢塾はリアルに地元の未来を考えています! 塾長 三浦豪介さん
”九州を愛し、地元・長崎のために情熱を注ぐ人達を毎週紹介していく九州情熱人。
今回は野母崎の魅力を再認識・発信している「野母崎夢塾」の塾長三浦豪介(みうらごうすけ)さんを取材しました。
三浦豪介さんは、野母崎出身の建築・設計士。もともと市の主催で開催されていたワークショップ「野母崎エリアの未来を考えるワークショップ」に参加していて、数人の友人たちと勉強会をやろうと、長崎伝習所に申し込み「野母崎夢塾」として勉強会を重ねています。昨年このコーナーでご紹介した野母崎コミュニテイーカフェ「りっぷる」の菅原夫妻とタッグを組んで旗揚げしたそうです。現在のメンバーは20名ほどだそうです。行政が主導の3ヵ年・5ヵ年計画などではなく、もっと30年・50年・100年先をも見据えたいのいう想いで住民目線の勉強会を立ち上げたそうです。
「僕はずっと野母で、野母崎から出たくないくらいずっと野母崎に住んできていますから。極端な話、不便でも自然が豊かなところがいいのか、便利で日頃の生活が楽な方がイイのかっていうそのあたりがすごく難しいところだと思います・・・それも高齢化も絡んできますから、そういったこともみんなで色々考えていかないといけないんだろうなって思いますネ。」
今後は夢塾としてwebサイトも準備して情報発信もしていこうと準備中だそうです。現段階ではメンバー全員が利用しているFacebookなどのSNS上で情報を発信中で、三浦さんは夕日や海中の珍しい魚の写真などをひたすらUPしているそうです!
いわゆるテレワークできる職種の方などを中心に移住促進にも繋がればと考えている三浦さん、楽しい野母崎での生活ぶりを発信する事を大切にしています。
「野母に住んでいるからこそ!あぁ今日夕焼けキレイだなって言って、ちょっと夕焼けの写真撮りにいこう!って行って1・2分行けば写真撮れちゃうし、海に行こうとしても5分くらいいけば海がありますからね!そういうのをうらやましがって頂いて「オレも野母に住みたい!」っていう風な、野母に住めばこんなこと出来ますよ!っていうところが伝わっていけばなって思います。50年後の未来を見据えることと、今現在楽しいよってこと、野母に住むことがこういうことなんですよっていうところが伝わっていって移住してみたいなって方が増えてくれればって望んではいますよ。」
とにかく野母崎を満喫している三浦さん、塾を結成して楽しいことが増えたそうです。お話の中で「都市づくりではなく 田舎づくりが重要」というお話が印象的でした。開発方法がマニュアル的だと各地方がどこに行っても同じようなまちになってくるというというのは危機的だとおっしゃっていてそのとおりだと感じました。
「移住しようとする時にどんなひとが住んでいるかは重要なファクターだと思う。」ということで夢塾のwebでは個性豊かな塾メンバーの自己紹介・人物列伝的な記事の掲載や「私の野母崎の楽しみ方」発信を予定しているそうです。
当たり前だとおもっていた地元:野母崎ならではの楽しみ方・暮らし方などの魅力を全世界にアピールし続ける夢塾のメンバー、現実を見据えながら夢をカタチにする実行力が頼もしいと思いました。地元愛ならではの活動は今度ますます本格化します!(情熱リポーター 古田沙織)