ウィークエンドサロンコンサート#1
成田達輝&萩原麻未 デュオ
週末の午後
ロマンティックな雰囲気漂う室内楽専用ホールで
上質な演奏にふれるコンサート
夫婦デュオが奏でる愛に満ち溢れた心豊かなひと時
文化財としても貴重な教会が県内に点在している長崎県らしく、アルカスSASEBO の中ホールは教会をイメージして設計されています。天井にはステンドグラスが、そして壁には長崎県外海町のド・ロ神父考案の「ド・ロ壁」の石積み工法を模して造られたレンガが施されています。そんなロマンティックで独特な佇まいが魅力的な室内楽専用ホール“中ホール”で、週末の午後、上質な演奏に触れるコンサートシリーズがはじまります。
第1回目は、ロン=ティボー国際コンクール第2位、エリザベート王妃国際音楽コンクール第2位の成田達輝と、ジュネーヴ国際コンクールで日本人として初めて優勝した萩原麻未によるデュオの演奏をお楽しみいただきます。公私ともにパートナーであるお二人に、「愛」をテーマに選曲していただきました。お話を交えながら、お二人が大切にされている名曲の数々が、中ホールに響き渡ります。終演後には、アフタートークも開催!愛情に溢れ幸福に満ちた心温まる贅沢なひと時を、中ホールでお過ごしください。
<メッセージ>
皆さまこんにちは!
実は長崎は私たちの大親友の出身地で、数年前に一度観光させていただいていたり、長崎市で2人の演奏会をさせていただいたことがありますが、佐世保での演奏は今回が初めてで、演奏会の日を今から心待ちにしております。
私たちが夫婦ということもあり、今回は愛をテーマにしたプログラムをとご依頼をいただき、私たちにとっても思い入れのある作品を詰め込んでみました。前半は会場いっぱいに優しさと愛が広がるような小品集、後半はベルギーの作曲家のセザール・フランクが、20世紀を代表する大ヴァイオリニストのウジェーヌ・イザイの結婚式の為に書いた、壮大な人生絵巻のような作品です。当日は、皆さまと愛溢れる音楽に包まれるような時間を過ごせたらと思っております。
会場で皆さまにお目にかかれますことを楽しみにしております!
成田達輝 萩原麻未
【日時】2024年11月30日(土)開場13:30 開演:14:00(終演予定15:30)
【場所】アルカスSASEBO中ホール
【料金】全席指定 一般2,000円 ペア券3,500円
【プレイガイド】
チケットぴあ(Pコード272-403)
ローソンチケット(Lコード81704)
アルカスSASEBO
【発売日】
アルカスクラブ先行発売 8月24日(土)
一般プレイガイド発売 8月31日(土)
【出演】
成田達輝(ヴァイオリン) Tatsuki Narita, Violin
ロン=ティボー国際コンクール(2010年)で第2位およびSASEM 著作権協会賞受賞、エリザベート王妃国際音楽コンクール(2012年)にて第2位およびイザイ賞受賞。仙台国際音楽コンクール(2013年)で第2位受賞。その超絶技巧と詩情豊かな音楽性に「パガニーニの再来」とフランス紙で評された。
著名指揮者および国内外のオーケストラと多数共演し高い評価を得るとともに、リサイタルやジャンルにこだわらない様々なアーティストとの室内楽においても圧倒的なテクニックと多彩な表現力を披露している。
現代作曲家とのコラボレーションも積極的に行っており、2013年サントリー芸術財団サマーフェスティバルで演奏した酒井健治作曲ヴァイオリン協奏曲《G線上で》は芥川作曲賞を受賞、S.カンブルラン指揮/読売日本交響楽団と演奏した一柳慧作曲《ヴァイオリンと三味線のための協奏曲》(世界初演)の公演は2022年度芸術祭大賞を受賞した。2022年9月には坂本龍一のプライベート録音に参加し「ソナタ」等を演奏。作曲家・山根明季子、梅本佑利と現代音楽のアーティスト集団「mumyo」を設立している。
海外での演奏活動も積極的に行っており、近年では、韓国平昌やミンスク、ギリシャ・イドラ島の音楽祭に参加したほか、2024年4月にはピアニスト福間洸太朗と中央アジア4ヶ所を周るツアーを行った。
使用楽器は、A.ストラディヴァリ黄金期の「Tartini」1711年製(宗次コレクションより貸与)。
萩原 麻未(ピアノ) Mami Hagiwara, Piano
2010年第65回ジュネーヴ国際コンクール〈ピアノ部門〉において、日本人として初めて優勝。年によって1位を出さないこの伝統あるコンクールでの8年ぶりの優勝となった。広島県出身。第27回パルマドーロ国際コンクールにて史上最年少の13歳で第1位。広島音楽高等学校を卒業後、文化庁海外新進芸術家派遣員としてフランスに留学。パリ国立高等音楽院及び同音楽院修士課程、パリ地方音楽院室内楽科、モーツァルテウム音楽院を卒業。現在、日本、フランスを中心に、スイス、ドイツ、イタリア、ベネズエラ、ベトナムなどでソリスト、室内楽奏者として演奏活動を行っている。これまでに、国内主要オーケストラのほか、パスカル・ロフェ指揮/スイス・ロマンド管、フランス国立ロワール管、フランソワ=グザヴィエ・ロト指揮/南西ドイツ放送響などとも共演を重ねている。
また、スイスのグシュタード・ニューイヤー・フェスティバル、ジュラ・フェスティバル、フランスのペリグー・ノワール・フェスティバル、ラ・ロック・ダンテロン、ラ・フォル・ジュルネ(ナント/日本)等の様々な音楽祭に招かれる。近年では広島市民賞のほか、第13回ホテルオークラ音楽賞、第22回新日鉄音楽賞フレッシュアーティスト賞、第22回出光音楽賞、文化庁長官表彰(国際芸術部門)、第46回東燃ゼネラル音楽賞(奨励賞)など多数受賞。メディアでは「題名のない音楽会」「らららクラシック」「クラシック倶楽部」「名曲アルバム」等のテレビ、ラジオ番組にも多数出演している。
【プログラム】
E.エルガー:愛の挨拶
F.クライスラー:愛の悲しみ
F.クライスラー:ドヴォルザークの主題によるスラヴ幻想曲
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ短調 BWV1006より「ロンド形式のガヴォット」
F.リスト:愛の夢 ~ピアノソロ~
E.ビーチ:ロマンス Op.23
P.サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
C.フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 FWV8
終演後、アフタートークを開催します。
【主演・お問い合せ】アルカスSASEBO 0956-42-1111(第2・4 水曜休館)
※未就学児の入場はご遠慮ください。
※やむを得ず公演が中止または延期、曲目など内容に変更が生じる可能性がございます。あらかじめご了承ください。