第641回長崎放送番組審議会
第641回 長崎放送番組審議会
令和5年9月25日(月)13:30~
議事次第
(1)開 会
(2)山口委員ご挨拶
(3)社側挨拶
(4)審 議 「NO MORE・・・被爆78年長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」(8月9日放送)
(5)番組基準改定についてのご説明
(6)閉会
議事の概要
長崎放送は、9月25日(月)に第641回の番組審議会を開いた。
冒頭、東晋社長は、4年ぶりの長崎くんちを中継することや、次世代リーダーの育成と
グローバルな交流を目的とした国際サミット「OneYoungWorldサミット2023」の取材班を
北アイルランドに派遣することなどを報告した。
その後、「NO MORE…被爆78年長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」(8月9日放送)に
関して審議した。台風接近のため、60年ぶり屋内開催となった平和祈念式典会場の模様を、
台風情報も交えながら中継。被爆78年のことし、テーマに掲げたのは『NO MORE・・・』。
長崎を最後の被爆地にするために、核兵器が及ぼす被害の実相と被爆者の思いを発信。
今年も、長崎県出身の俳優・宮﨑香蓮さんが、被爆体験を継承する若者の一人として、
「被爆者の店」の歴史を辿り、被爆者・松谷英子さんの思いを伝えた。
【番組審議委員の主な意見】
■宮﨑香蓮さんの真摯な姿勢が感じられてよかった。
■長崎の人々の平和を願う気持ちは、他県よりも非常に強いものがあるんだということを
感じさせられた番組。
■松谷さんという一人の被爆者の戦後、いじめにあったり、身体が不自由な中でのお仕事を
頑張ったりする様子が伝わってきた。原爆の被害者が何万人という数と同時に、一人一人が
いろんな被害を受けて、しかもそれがもう78年続いてきているのだということが良く伝わる
構成だった。
■「核廃絶」は理想論かもしれないが、長崎と広島しか発言できないのだから、声高に述べていくのは
すごく大事。ただ、世界の中ではメジャーな意見となり得ていない。各国がどう考えているのか
紹介してもよかった。
番組基準改定の諮問
民間放送連盟の放送基準改定が承認・決定されたことに伴い、長崎放送では、2024年4月1日より、
その番組基準を準用することについて、番組審議会に説明、諮問した。
審議出席委員(敬称略)
中田慶子委員長 船橋修一委員 糸屋悦子委員 金澤昌江委員
栗山次郎委員 永江圭爾委員 髙村敬子委員 山口希委員
欠席 森永玲委員長代理 室田耕一委員
社側出席者
代表取締役社長 東 晋
執行役員報道メディア局長 下田 智行
報道メディア局報道制作部 早田 紀子
(事務局)業務局長 塚田 恵子
業務局編成部 香野 由佳
以上