NBC長崎放送

2021/09/22/0:13

 第621回長崎放送番組審議会

 第621回長崎放送番組審議会

令和3年9月22日(火)11:00~
NBC第一会議室

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインでの審議を実施した。

議事次第

(1)開会
(2)社側挨拶
(3)審議
(4)10月改編説明
(5)連絡事項
(6)閉会

議事の概要

番組審議
テレビ番組「ムーブ~6.3大火砕流が変えた人生~」(令和3年9月12日放送)

1991年6月3日、地元の消防団員や市民、報道関係者など43人が犠牲となった雲仙・普賢岳の大火砕流から30年。
大火砕流で人生の岐路に立った人々の30年の歩みを追った。

【番組審議委員の主な意見】

■事実をしっかりと伝えようとする構成だった。30年の間に大震災などいろいろな災害が起こる中、メディアが記録をする意味や重要性を改めて感じた。

■犠牲者を悼み、忘れないで生きていこうとするそれぞれの人の静かで、前向きな決意が伝わってきた。定点の整備についても、その意図と経過が紹介されていて、携わった人たちの心情が視聴者によく伝わったのではないかと思う。

■消防団員の父を亡くした息子、カメラマンの兄を亡くした弟、元島原市職員の男性、それぞれ3人の方の災害後の人生を丁寧に追っていることで、番組に深みが増している。残された人たちが、後世にこの災害を伝える役割を負って今でも活動されているのが、よく表されていた。

■カメラマンの兄を亡くした弟・石津さんの話では、兄弟の思い出や昔と現在の気持ちの変化などが、もう少しあれば良かったのではないか。

■当時の資料や遺品、そして残されたご遺族の方々へのインタビューなどを通じ、被災状況の生々しいまでの事実、被災された方々の無念さや熱い思い、そして残された方々の30年間という時間軸の中で去来した様々な思いと、未来に向けた前向きな姿勢を伝えている。被災から30年という節目の年に、この番組を放送することの意義は極めて大きいものがあると感じた。

審議出席委員(敬称略)

(オンライン会議)

中田慶子 委員長
船橋修一 委員
金澤昌江 委員
糸屋悦子 委員
片岡瑠美子 委員
栗山次郎 委員

(書面による意見提出)

森永玲 委員長代理
永江圭爾 委員
下田政彦 委員

社側出席者

代表取締役社長 東晋
取締役報道制作局長 真島和博
ラジオ本部長 猪口雅之
報道制作部 河野智樹

(事務局)

業務局長兼テレビ編成部長 塚田恵子
テレビ編成部 向家望

以上

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