第６２０回長崎放送番組審議会

令和3年7月29日（木）11:30～
ＮＢＣ14Fゲストフロア

議事次第

（１）開会
（２）社側挨拶
（３）視聴
（４）審議
（５）連絡事項
（６）閉会

議事の概要

番組審議
テレビ番組
新窓をあけて九州「まるご豚～余す所なくいただきます～」（令和３年７月１１日放送）

長崎県大村市で約１８００頭の豚を育てる養豚農家、上野活樹さん淳子さん夫婦を取材。
お店ではメインの商品として並びにくく、売れ残りも多い「ウデ」や「モモ」の美味しさも知って欲しいという思いから、豚１頭分の各部位の肉をネット販売する『まるごとん』のサービスをスタート。
“愛情を持って育てたからこそ、余す所なく食べて欲しい”そんな思いが詰まった夫婦の挑戦を追った。

【番組審議委員の主な意見】

■テーマが明確に提示されていた番組。また家族の物語と豚が生まれてから食品になるまでの物語に焦点が当てられていて、バランスが良かった。

■上野さんの言葉の取り上げ方が的確で、視聴者に届けたいメッセージが分かりやすかった。

■全ての部位を味わっていただきたいという生産者の気持ちが非常に伝わってきた。

■通常は集荷をして終わりだが、その後育てた豚を家族で食べる場面に、食品を作っているということを自ら実感されているように感じた。

■愛情をかけて育てたものを殺して食べるという一見矛盾したような点に対して、「ちゃんと殺してお肉にして食べていくことにも向き合っていく」などの上野さんの言葉や、番組の明るいまとめ方に納得感があった。

■「わが子のように愛情をかけるが、最終的に食用にする」という矛盾をもっと突いて、生産者の言葉を更に引き出して欲しかった。

審議出席委員（敬称略）

中田慶子委員長
森永玲委員長代理
船橋修一委員
金澤昌江委員
糸屋悦子委員
片岡瑠美子委員
栗山次郎委員
永江圭爾委員
下田政彦委員

社側出席者

代表取締役社長　東晋
取締役報道制作局長　真島和博
報道制作部　住吉光

（事務局）

業務局長兼テレビ編成部長　塚田恵子
テレビ編成部　向家望

以上